まだ4月ですが晴れの日は心地よいを通り越して
日差しが痛いという表現がぴったりくる様に思えます。
 
今年の夏もきっと猛暑なのでしょう。
原発問題意識から節電対策に迫られ
屋内熱中症のニュースが飛び交いそうな気配が感じられます。
 
くれぐれも体調にはお気をつけください。
節電も大切ですが無理は禁物です。
 
今回はトイレに使われるこの部品のお話です。
 

 
この写真の部品が何か解る方は
何にでも挑戦するＤＩＹ精神豊かな方か
あるいは業界の方です。
 
岡山市北区横井上のお客様からの依頼です。
2階トイレで水を流すと1階天井からポタポタと
音が聞こえるという内容です。
ここまでの説明でこれから書こうとしている
内容が手に取るように解る方は
どうぞ読み飛ばしていただいて結構です。
 
まずトイレの洗浄水を流すときにだけ
ポタポタと音がする。
これはトイレ排水の一部が漏れております。
 
一番漏れやすいのはやはり便器と排水配管を
接続する部分です。
先ほどの手に持っているのが
床フランジと呼ばれる品物で
便器と排水配管を接続しますが
別の役割も果たしております
それは便器をしっかり固定する事です。
 
そのため便器に大きな力が加わると
このフランジにも力が加わります。
床フランジはそれほど丈夫に
作られておりません。
たとえば便器の上に登り踏み台代わりにするとか
強烈に便器を立て横方向に揺さぶるような事を
するとヒビが入ることがあります。
 

 
そのヒビから僅かに水漏れを起こしてしまいます。
2階のトイレですから天井からいつもと違う
ポタポタという音が聞こえた原因となります。
 

 
原因が解れば部品交換する事によって
解決できます。
しかし水漏れが起こりやすい
構造には変わりありませんから
これからも注意が必要になります。
 
余談ですが、
最近のトイレは床フランジを用いないタイプが主流で
こちらは水漏れが起きにくい構造になっております。
 
また床フランジタイプのトイレから
最近の節水モデルに交換する事でも
同様のトラブルは起こりにくくなります。
 

床フランジと便器を繋ぐ
「排水芯アジャスター」
と呼ばれる排水芯を変更する
横引き管部品を用いるため
 

床フランジは便器の固定する役目から開放され
結果ヒビ割れしにくくなるという
副次的メリットがあります。
新型トイレにすると高い節水効果による節約や
お掃除やお手入れがラクになる事は
ご存知の方も多いと思いますが
実はこんな隠れたメリットもあるんですよ。
 
今お使いのトイレが床フランジ式かどうか
知られたいお客様は是非お問い合わせください。
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窺わさせていただきます。
 
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