邑久町虫明にお住まいのお客様から少々変わった依頼がありました。
今使っている電気温水器には自動湯はり機能がないのと
家族の帰省時に湯が足りなくなるので別に追炊き機能のある
ガス給湯器を付けて欲しいというものでした。
(テスト中のガス給湯器、後追焚き配管カバー付けて完了)
給湯器には追焚き付と給湯専用があるのです!
追焚き付は台所と浴室に取り付けたリモコンと浴槽に取り付けた『循環アダプタ』と呼ばれる装置で
自動で湯はりをしてくれる機能の事です。
湯量や温度も好みで変更可能ですし、浴槽の温度が下がれば再沸き上げしたり高機能なものですと
浴槽の湯が減ると自動的に差し湯といってお湯を追加してくれる機能がついていたりします。
家事で忙しい家庭や体が不自由なお客様にとって非常にありがたい機能です。
(浴槽側面にある突物が循環アダプタ)
一方給湯専用とは風呂や台所など湯の配管を取り回した混合水栓などの
蛇口からのみ湯を出す標準的な給湯器です。
機能も少ないですが簡単で設置費用も割安になるのが普通です。
給湯専用の場合、風呂に一定量湯はりするには専用の定量止水機能のついた
混合水栓を取り付けるか、給湯器に定量止水の機能が備わっているものを選ぶ必要があります。
ただし浴室が特殊な形状であったり専用混合栓がついたユニットバスですと
後付で定量止水の混合水栓を取り付け出来ない場合もあります。
今回のお客様は特殊な形状の混合水栓とユニットバスの組み合わせのうえ
給湯専用の電気温水器の為、定量止水の混合栓を採用する事はできませんでした。
また家族の帰省時には300Lの電気温水器では容量不足に陥るそうです。
もっと大容量で追炊き付の電気温水器に交換する案もありましたが
取り付けてまだ4年も経っていない為却下。
そこで追炊き機能付のガス給湯器を別に取り付け浴槽湯はりはこのガス給湯器が受け持ち、
浴室内シャワーや、台所、洗面所など湯を使う蛇口への給湯は300Lの電気温水器が担当する
お客様が最初に希望した計画を立てました。
今回は結局元通りの計画になりましたが、念の為ほかにいい方法がないか探るのも大切な仕事です。
計画通りにするには湯水配管の取り回しも少し工夫する必要があります。
新しく取り付けるガス給湯器に給水、給湯、浴槽への追炊き配管を取り回します。
また家族の帰省で万一電気温水器が湯切れを起こした際にはこのガス給湯器の湯が使えるように
切り替えバルブを取り付けて対応する事となりました。
こうする事で浴槽への湯はりはガス給湯器、その他の湯は電気温水器と
役割分担をするちょっと変わった給湯方式が完成しました。
(オレンジのレバーで電気温水器とガス給湯器の湯を切り替えます)
実際に切り替えバルブを操作して蛇口から出る湯を電気温水器からガス給湯器へ
切り替えたり戻したりするテストをお客様と一緒に試しました。
『今は電気ですよ~ これからガスに切り替えますね~
・・・ちゃんとお湯出てます~?』
とやり取り、 なんだか遊んでいるようで面白いですね。
給湯専用と追焚き付給湯器のコラボレーション?
少し凝った給湯システム?が備わった住まいになりましたがお客様も満足されて
こちらもちょっとした達成感がありました。
このような一筋縄でいかないような案件でも何かしらの解決策はあるものです。
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